令和6年8月24日(土)10:00~12:00
災害支援ネットワーク おやま防災主催で、‟今だからこそ学ぶ”「災害ボランティア超入門講座」を開催しました。
本講座は、災害支援や災害ボランティア活動に興味がある初心者の方を対象とした講座で、昨年に続き開催されました。
「災害」についての知識や、「災害ボランティアの基礎」など、これから災害支援について深く知っていただく前に、知っておいてほしい内容を講座の中でお話ししました。
当日は、災害支援や災害ボランティア活動に興味・関心がある18名の方々が参加してくださいました。
既に災害ボランティアとして活動経験がある方が、「振り返り」を含めてご参加いただいた一方で、今まで災害ボランティアとして活動したことが無い方にも多くご参加いただくことができました。
「1月に発災した能登半島地震をはじめ、東北地方での大雨による水害、そして台風など、最近本当に災害関連のニュースが増えており、災害が発生してしまった時に、自分に何が出来るのか知りたくて参加した」とのお声がありました。
講義後には、普段から災害ボランティア活動に取り組まれている活動者からの活動発表を行いました。
■活動発表①
・小山市市民活動センターおやま~る 河江 氏
自身の災害ボランティアとしての実体験に基づき、災害支援の現場で求められる役割や、自分が力を発揮できることについてお話しいただきました。
講義の中で話があった「災害ボランティア活動において、役割が無い人は誰ひとりとしていない。必ず、誰かに何らかの役割がある。」という言葉を再確認できる発表でした。
力仕事だけでなく、「道具の片付け」や、「傾聴」「被災された方への心配り」など、災害ボランティア活動の幅広さを感じ、「自分にも何かできるかもしれない」と感じた方もいらっしゃったようです。
■活動発表②
・とちぎボランティア団体 YAMBE 代表 町田(親) 氏
東日本大震災以降、継続して被災地支援に取り組まれていらっしゃる「とちぎボランティア団体 YAMBE」さんの発表では、団体の発足から現在の活動、そして、能登半島地震災害への物資の支援等についてお話しいただきました。
被災地を思う気持ちや、「何かしたい」という思いを実行に移す行動力、そして、印象的だったのが、「出来る人が 出来るときに 出来ることを YAMBE(ヤンベ)!」という言葉です。
ボランティア団体として精力的に活動されておりますが、決して「無理をする」わけではなく、あくまで自発的に、自分たちが出来ることに取り組んでいく姿勢は、ボランティア活動においてとても大切だと心に響きました。
※YAMBEさんの能登半島地震災害への支援については下記レポートに詳細を記載しております。
■グループワーク
講座と活動発表の後は、「災害時に自分に出来ること」をテーマに参加者同士で意見交換を実施。
普段取り組まれていることや、「講座を通して知ったこと」等について皆さん活発にお話しされていました。
ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。